病気や怪我で入院などをした際には、高額な医療費がかかることが多いです。このような予定外の高額な医療費支払いが出来ずに、消費者金融のキャッシングなどを利用してしまうこともあります。
医療費のために高額なお金がかかった場合に救済方法はないのでしょうか。医療費のために借りた借金を債務整理で解決することが出来るのかも知りたいところです。
今回は、医療費のために借りた借金が返せない場合の対処法を先生に聞いてみましょう!
医療費が高額だった場合、まずどうする?

先生、こんにちは。今日は、病気や怪我をして入院などをした際の医療費のために、借りた借金の解決方法を教えてください。

こんにちは。医療費がかかって高額な支払いをした場合には、まず救済策として高額療養費制度を利用することが出来ますよ。

高額療養費制度とは、高額な医療費がかかったときに適用される制度ですよね。お金が返ってくるんですか?

そうです。健康保険では、所得に応じてその人が月々負担すべき医療費の限度額が決まっています。高額な医療費を支払って、負担限度額を超えた場合には、限度額を超過した金額については還付を受けられますよ。

なるほど。そうやってお金が返ってきたら、かなり助かりますね。

それで還付をうけたお金を借金返済に充てれば、借金の残金を減らすことも出来ます。
他に高額医療費の救済策はあるの?

救済策の2つ目として、高額な医療費がかかった場合には、税金の還付が受けられることもありますよ。

税金の還付と言うことは、毎年支払っている税金が後から還付されるということですか?

そうです。医療費控除という制度です。多くの場合、1年間に10万円以上の医療費の支払いをした場合に、支払った金額に応じて税金の還付を受けることが出来ます。

医療費控除を受けるためには、どのような手続きをすればいいんですか?

医療費控除を受けるためには、自分で確定申告する必要があります。申告の際には、医療費支払いの証明のため、すべての医療費の支払い領収証が必要になります。

じゃあ、医療費の支払い領収証は、きちんととっておく必要がありますね。

そうですね。医療費控除を利用した場合も、高額療養費制度の場合と同様、還付を受けたお金で借金返済することも出来ますよ。
医療費のための借金も債務整理は出来るの?

高額な医療費を支払った場合、高額療養費制度でお金の還付を受けたり、医療費控除制度で税金の還付を受けることは出来ますが、それだけでは借金問題が解決しないこともあります。

そのような場合には債務整理で解決出来るんですか?

出来ます。医療費のために借りたお金であっても、任意整理、個人再生、自己破産、どの手続きでも問題なく利用出来ますよ。

それは安心です。債務整理したい場合には、やはり弁護士や司法書士などの専門家に対応を依頼すべきですよね。

そうです。債務整理は債権者との交渉が必要になったり裁判所への申し立てが必要になったりなどいろいろと大変です。まして病気や怪我をしている(していた)状態では、個人で対応するのは負担が重すぎます。

じゃあ、医療費が支払えずに借金した場合でも、弁護士に相談して債務整理してもらうのがベストな解決方法になりますね。

そのとおりです。まずは無料相談を受けてみることがおすすめです。

わかりました。ありがとうございました。
高額な医療費が支払えずに借金した場合には、1ヶ月の負担限度額を超えていると、高額療養費制度を利用して還付を受けることができます。また、1年間に一定以上の医療費の負担をした場合には、医療費控除を利用して税金の還付を受けることも出来ます。高額な医療費が支払えずに借金した場合でも、債務整理で解決することが可能です。債務整理する場合には、弁護士などの専門家に相談依頼しましょう。