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消費者金融やクレジットカードなどの債務がかさんで支払いが苦しくなった場合、自己破産によって借金返済義務を0にしてもらうことが有効です。しかし自己破産をすると、将来年金が受け取れなくなることはないのでしょうか。自己破産と年金保険料支払いとの関係も気になります。

今回は、自己破産によって年金が受け取れなくなるのかについて、先生に聞いてみましょう!

自己破産しても年金は受け取れる?

けんた君けんた君

先生、こんにちは。今日は自己破産をした場合に、将来年金を受け取れなくなるのかについて教えてください。

ゆい先生ゆい先生

こんにちは。自己破産をするとブラックリスト状態になってローンやクレジットカードが発行できなくなるなどの制限がかかることは有名ですよね。

けんた君けんた君

はい、それに警備員や保険外交員、弁護士などの一部の仕事にも就けなくなるんですよね。

ゆい先生ゆい先生

そうです。ただ、自己破産をしても年金を受け取る権利がなくなることはありませんよ。

けんた君けんた君

そうなんですね。じゃあ、自己破産をしても将来年金を受け取れる年齢になったら、問題なく年金を受給出来るということですか?

ゆい先生ゆい先生

そういうことです。自己破産と年金受給権は全く無関係です。その他生活保護や障害者年金、各種の行政的な手当などは、すべて自己破産をしても受け取ることができますよ。

けんた君けんた君

それらの行政的な給付については、自己破産による制限を受けないのですね。

ゆい先生ゆい先生

そういうことです。

年金保険料を滞納していると受け取れないことがある!

ゆい先生ゆい先生

ただ、年金保険料の支払いを滞納している場合には問題が発生しますよ。

けんた君けんた君

自己破産する人の場合、年金保険料を滞納している人も多いですよね。

ゆい先生ゆい先生

そうです。でも年金保険料を支払っていないと、将来年金を受け取れなくなる可能性があります。

けんた君けんた君

そうなんですね。どのくらい滞納すると年金が受け取れないんですか?

ゆい先生ゆい先生

現時点では最低25年間年金保険料を支払わないと年金が受け取れません。

けんた君けんた君

ということは、自己破産をしても年金は受け取れるけれど、借金が苦しくて年金保険料を支払っていない場合には結局年金を受け取れなくなるということですね。

ゆい先生ゆい先生

その可能性が大きくなります。

年金保険料を滞納している場合の対処法

けんた君うーん

自己破産するような状況で年金保険料を滞納している場合、どのように対処すればいいんでしょうか?

ゆい先生ゆい先生

まず、年金保険料は自己破産しても免責の対象になりません。これについては支払う必要があります。

けんた君けんた君

でも、滞納額が大きいと支払いは難しくなりますよね。

ゆい先生ゆい先生

その場合には、社会保険事務所(年金センター)と話し合いをして、分割納付の合意をする必要がありますよ。

けんた君うーん

分割で支払うことも認めてもらえるんですか?

ゆい先生ゆい先生

はい、きちんと支払う意思を見せて、支払い方法も提示すれば通常分割での納付ができます。

けんた君けんた君

その方法できちんと滞納分を支払ったら、将来年金を受け取ることもできるんですね。

ゆい先生ゆい先生

そういうことです。

自己破産するなら専門家に相談するほうがよい

ゆい先生ゆい先生

今回、自己破産と年金の関係については理解できたでしょうけれど、このように自己破産にはそれにまつわるたくさんの問題がありますよ。

けんた君けんた君

こんなことは、弁護士などの専門家に聞かないとわからないことですね。

ゆい先生ゆい先生

はい。だから自己破産をしたい場合には、まずは無料相談を利用して弁護士にアドバイスをもらうと良いでしょう。

けんた君OK

わかりました。ありがとうございました。

まとめ
自己破産をしても年金を受け取る権利がなくなることはありません。しかし年金保険料を滞納している場合、将来年金を受け取れなくなる可能性があります。滞納している年金保険料は自己破産しても免責されないので、年金を滞納している場合には社会保険事務所を話し合って分割納付をします。

自己破産をしたい場合には弁護士に相談してアドバイスをもらいましょう。

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