具体的に過払い金は、どのくらいの取引期間があれば発生するのでしょうか。過払い金の発生時期が知りたいところです。
今回は過払い金の発生時期について、先生に聞いてみましょう!
過払い金が発生するのは元本を完済してから

先生、こんにちは。今日は過払い金の発生時期について教えてください。

こんにちは。過払い金の発生時期というのは、相手方業者との間でどのくらい取引期間があれば過払い金が発生するのかという問題ですね。

そうです。利息制限法を超過した取引があっても、取引期間が短かったら過払い金は発生しないんですよね?

そうですね。そのようなことが多いです。ただ、それは借金の残金が残っているかどうかでも大きく異なりますよ。

借金の残金が少なければ取引期間が短くても過払い金が発生するんですか?

はい。過払い金は払いすぎ利息のことですが、過払い金返還請求する場合にはまず払いすぎ利息によって残債を完済する必要があります。

残債を完済出来るほどの払いすぎ利息があって、さらにそれより多く利息を払っている場合にはじめて過払い金請求出来るということですか?

そういうことです。払いすぎ利息は、取引期間が長ければ長いほど多額になります。だから残債が残っている場合にはその分長期間の取引期間が必要になりますよ。

なるほど、そういうことなんですね。
過払い金が発生する目安は何年?

具体的に過払い金請求権の発生時期は、取引開始後どのくらいになることが多いんですか?

具体的な数字で言うと、だいたい取引期間が5年以上になると過払い金が発生する可能性が高くなります。

そうなんですね。借金残金が多かったら、発生時期が遅れることはありますか?

それはありえます。取引開始後7年程度の経過が必要になることも多いです。

わかりました。
10年経てばたいていの場合は過払い金が発生する!

過払い金の発生時期について言うと、実際に取引期間が10年を超えてくるとたいていの場合に過払い金が発生することになりますよ。

そうなんですね。借金額が多額で残債が残っていても10年以上の取引期間があったら過払い金が発生するんですか?

必ずとは言えませんが、10年以上の取引期間があれば、たいていの場合に過払い金返還請求が可能です。

じゃあ、10年くらい消費者金融やクレジットカードのキャッシングを利用していた人は、早めに過払い金請求の手続きをした方がいいですね。

そういうことです。ただしその取引の期間は平成20年以前頃である必要がありますよ。

平成20年以後は、どこの業者も利率を利息制限法の制限利率内におさえてしまったからですね。

そういうことです。
損せず過払い金請求をするために

今回は過払い金の発生時期について解説しましたが、正確なことは、自分の借り入れに関する状況などを伝えて弁護士などの専門家にアドバイスをもらう必要がありますよ。

そうですね。そのためにはまずは無料相談を利用して弁護士に話を聞いてみると良さそうですね。

それがベストでしょう。がんばってくださいね!
過払い金の発生時期は、相手方業者との取引開始後だいたい5年程度が経過した頃からです。取引期間が10年を超えるとたいていのケースで過払い金が発生します。
過払い金請求をしたい場合には弁護士などの専門家に相談しましょう。