今回は、過払い請求をしても相手方業者が払わない場合の対処法について、先生に聞いてみましょう!
過払い請求しても払わない場合の対処法

先生、こんにちは。今日は過払い請求をしても相手方業者が過払い金を払わない場合の対処法を教えてください。

こんにちは。過払い請求をする場合には、まずは取引履歴を利息制限法に引き直して計算した過払い金を、相手方業者に対して返還請求しますよ。

はい、それで普通は業者と交渉して返してもらうんですよね。

そうです。しかしこの段階で、相手方業者が「お金がない」「経営状態が苦しい」などと言って払わないことがありますよ。

その場合はどうしたらいいんですか?強制的に支払わせる方法があるんですか?

あります。相手方が任意に支払いをしない場合には過払い請求訴訟(裁判)を起こす必要がありますよ。

裁判をすれば裁判所が相手方業者に対して支払い命令を出してくれるんですね。

そういうことです。
強制執行という方法も

過払い請求訴訟を起こして裁判所が支払い命令の判決を出してくれたら、相手方業者は必ず過払い金を払うものなんでしょうか?

いいえ、必ずしも支払うとは言えません。

そうなんですね。判決が出ても従わない業者がいるということですか?

はい、います。大手の消費者金融などであれば判決を無視することは少ないですが、中小業者などの場合には判決が出ても任意に支払いをしないところもありますよ。

そうなんですね。そんな風に、判決が出ても支払わない業者に対してはどのように対処したらいいんですか?

その場合には、相手方業者の預金などの財産に強制執行(差し押さえ)をする必要がありますよ。

そうなんですね。それは大変な手間ですね。
手続きが変わると別料金になることに注意!

過払い請求をして相手方業者が支払わない場合には裁判や強制執行をしないといけませんが、その場合には注意点がありますよ。

それは弁護士費用の問題ですか?

そうです。過払い請求する場合、交渉と裁判、強制執行がすべて別料金になっている弁護士事務所が多いです。

そうなんですね。ということは、相手方業者が払わないので裁判、強制執行の手続きに進んでいくと、その都度料金が発生してしまうことになりますね。

そういうことです。ただその際にかかる追加料金の有無や金額については、各事務所によっても大きく異なります。

じゃあ、依頼する際に追加費用についてはしっかり確認しておく必要がありますね。

はい、その必要は高いです。
うまく過払い金請求をするなら

過払い請求をしても相手方業者が払わない場合の対処法はわかりましたが、このようなことは弁護士などの専門家に聞かないとわからないことですね。

はい、だから過払い請求する場合には弁護士に相談することが大切です。

まずは気軽な無料相談を利用して弁護士に話を聞いてみるといいですね。

それが良いでしょう。がんばってくださいね。
過払い請求をしても相手方業者が払わない場合には過払い請求訴訟を起こします。判決が出ても相手方業者が払わない場合には強制執行をする必要があります。裁判や強制執行が別料金になっている事務所は多いです。
過払い請求する場合には弁護士に相談しましょう。