今回は、過払い金返還請求権について、先生に聞いてみましょう!
過払い金返還請求権とその仕組み

先生、こんにちは。今日は過払い金返還請求権について教えてください。

過払い金返還請求権とは、簡単に言うと払いすぎた利息を取り戻すことが出来る権利のことですよ。

どのような場合に払いすぎた利息が発生するのですか?

通常お金を貸し付ける際には利息がかかりますが、法律では利息制限法によって利率の上限が定められています。

そうですよね。たとえば50万円の借金なら年率の上限は18%なんですよね。

そうです。しかし、過去には利息制限法を超過する利率での取引をしても違法ではなかった時代があったのです。

今は利息制限法を超える利率での取引は認められないんですか?

はい、認められません。だから、過払い金返還請求権が発生するのはだいたい平成20年(2008年)以前頃の古い取引だけですよ。

ということは、昔消費者金融やクレジットカードのキャッシングなどを利用して、利息制限法を超える利率で取引をしていた場合には、その払いすぎた利息を取り戻すことが出来るのが過払い金返還請求権だということですね。

そういうことです。
過払い金請求する方法

過払い金返還請求権については理解できましたが、過払い金が発生している場合に、具体的に過払い金請求するにはどのような方法を執ればいいんですか?

過払い金請求するには、まずは業者に連絡を入れて、取引履歴を取り寄せる必要がありますよ。

そうなんですね。その取引履歴を利息制限法に引き直し計算するんですか?

そうです。それで過払い金の金額が計算出来たら、その算出された過払い金の金額を相手方業者に返還請求しますよ。

なるほど、それで業者と過払い金の返還について交渉するんですね。

はい。過払い金の返還金額や返還方法(返還時期や一括払いか分割払いかなど)について交渉して、合意が出来れば過払い金の返還が受けられますよ。

なるほど、よくわかりました。
過払い金請求すると周囲にバレる?

過払い金返還請求権の行使方法はわかりましたが、過払い金請求をすると家族などの周囲に借金がバレてしまうんじゃないですか?

そんなことはありませんよ。過払い金請求手続きを弁護士や司法書士などの専門家に依頼したら、業者から直接連絡が来ることもありませんし、家族にバレる可能性は低いでしょう。

それなら安心ですね。

ただ、過払い金返還請求権には時効があります。業者との最終取引後10年で時効にかかってしまうので、早めに請求手続きする必要がありますよ。

わかりました。
過払い金請求をしたいなら

今回は過払い金返還請求権について解説しましたが、時効の問題もあるので過払い金返還請求権があるなら早めに過払い金請求手続きを執る必要がありますよ。

確かにそうですね。そのためには弁護士などの専門家に手続きを依頼した方がよさそうですね。

そのとおりです。まずは無料相談を利用して、過払い金返還請求権について弁護士などに聞いてみるといいでしょう。

わかりました。ありがとうございました。
過払い金返還請求権とは、過去に消費者金融などと利息制限法を超過した利率で取引していた場合に発生する、払いすぎ利息のことです。過払い金請求する場合には取引履歴を取り寄せて利息制限法引き直し計算し、業者との間で返還についての交渉をします。過払い金請求しても家族にバレません。
過払い金返還請求権があるなら早急に弁護士に相談して手続きしましょう。