携帯電話代の支払が厳しくなって、滞納してしまうことがありますが、携帯電話代を滞納するとブラックリスト状態になってしまうのでしょうか。
どのくらい滞納するとブラックリスト状態になるのかや、ブラックリスト期間がどのくらい続くのかも知りたいところです。
今回は、携帯電話代の滞納でブラックリスト状態になる問題について、先生に聞いてみましょう!
目次
電話料金の滞納によるブラックリスト

先生、こんにちは。今回は、携帯電話代の滞納によってブラックリスト状態になってしまうのかについて教えてください。

こんにちは。携帯電話代滞納によるブラックリストには、「電話料金の滞納」の場合と「端末代金の滞納」の場合の2つのケースがありますよ。

まず「電話料金の滞納」の場合はどのようなことですか?

携帯電話代そのもの滞納とは、携帯電話の基本料や通話料などの利用料の滞納のことです。通常、携帯電話代を滞納すると、滞納後2~3ヶ月程度で携帯電話を強制解約されてしまい、未払い料金を支払うまでは携帯電話の契約が出来ないことになります。

そうなると、どこの携帯電話会社でも契約出来ないんですよね?

そうです。ただ、未納分を支払えばどこの電話会社でも利用出来るようになりますよ。これが電話料金滞納によるブラックリスト状態です。
端末代金の滞納によるブラックリスト

携帯電話の端末代滞納によるブラックリスト状態は、どのようなケースですか?

携帯電話の本体代を分割払いで支払っている場合に、その分割払い分を滞納した場合のことです。

その場合には、携帯電話を強制解約される以外にも影響が出てくるのですか?

はい、影響があります。この場合には個人信用情報に異動情報が記録されてしまので、金融ブラック状態になってしまい、他のローンやクレジットカードなどの利用も出来なくなってしまいます。

そうなんですね。携帯電話端末代の滞納後どのくらいで金融ブラック状態になるんですか?

携帯電話端末代滞納後61日が経過すれば原則的に信用情報機関に異動情報が記録されますよ。

そうなんですね。
【ポイント】電話料金の滞納でも異動記録が生じるケースあり
端末代金ではなく電話料金を滞納しているケースでも、差押えまで進めば異動記録が生じます。極めてレアな事例ですが、いずれにしても請求を無視し続けるのはよいことではないでしょう。
携帯電話代の滞納によるブラックリスト期間は?

携帯電話代そのものの料金滞納によるブラックリスト期間はどのくらい続くのですか?

これについては、未納分の携帯電話代を支払えば解消されます。もし支払をしない場合には、滞納後5年間はどの携帯電話会社でも携帯電話を契約出来ません。

じゃあ、携帯電話料金滞納によるブラックリストの期間は5年ということですね。

そういうことです。
携帯電話代の端末代滞納によるブラックリスト期間は?

携帯電話代の端末代滞納によるブラックリスト期間(金融ブラック期間)はどのくらいですか?

金融ブラック状態については、滞納分を完済してもブラックリスト状態が解消されません。完済後5年間はブラックリスト状態が続き、ローンやクレジットの利用が出来なくなります。

それはかなり影響が大きいですね。
携帯電話代を滞納する前に!

携帯電話代を滞納するといろいろなブラックリスト状態になってしまうことがわかりましたが、携帯電話代は滞納しないことが大切ですね。

そうです。だから、他に借金などがあって携帯電話代の支払まで苦しくなりそうな場合には、早めに借金問題を債務整理で解決することが大切ですよ。

そのためには、弁護士などの専門家に無料相談を依頼するのがいいですね。

そのとおりです。がんばってくださいね。
携帯電話代を滞納すると、利用料金の滞納により携帯電話の契約が出来なくなるブラックリスト状態になったり、携帯電話端末代の滞納により金融ブラック状態になることがあります。利用料金滞納によるブラックリスト状態は未納分を支払えば解消されますが、金融ブラックについては完済後5年間ローンやクレジット利用が出来ないブラックリスト期間が継続します。借金や携帯電話代の支払が苦しい場合には弁護士に依頼して債務整理で解決しましょう。