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借金がかさんで返済が苦しくなった場合、個人再生で解決することがあります。個人再生では手続き後支払いが残りますが、その支払いが途中で苦しくなったり支払い不能になってしまうことがあります。このように個人再生後に支払い不能になった場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。

今回は、個人再生後の弁済が支払い不能になってしまった場合の対処法を先生に聞いてみましょう!

Point個人再生してもなお支払いが難しい人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

個人再生の途中で自己破産に切り替えできる?

個人再生の支払期間は大体どのくらい?延長することは可能?

個人再生後支払い不能になるってよくある?

けんた君けんた君

先生、こんにちは。今日は、個人再生後の支払いが出来なくなってしまった場合の対処法を教えてください。

ゆい先生ゆい先生

こんにちは。個人再生手続きを利用すると借金額を大幅に減額出来ますが、手続き後原則3年間は、再生債務の支払いが残りますよ。

けんた君けんた君

はい、それで、支払いが途中で苦しくなってしまうことがあります。たとえば減給や転職などで収入が減ることもあるんですが、支払い不能になってしまった場合に、どのような対応をすればよいのかが知りたいのです。

返済期間を延ばしてもらうことはできるの?

ゆい先生ゆい先生

個人再生後の弁済が支払い不能になってしまった場合、まず1つ目の対処方法としては、個人再生の支払い計画を延長してもらう方法がありますよ。

けんた君うーん

支払計画を延長してもらうためには、裁判所に対して申立てが必要なんですか?

ゆい先生ゆい先生

必要です。具体的には「再生計画変更の申立て」という手続をとります。これによって、返済期間を最大2年間まで延長してもらうことができるので、一回ごとの返済金額が抑えられますよ。

けんた君けんた君

なるほど、そうしたら元々の計画では支払い不能になってしまっても、何とか返済していける可能性がありますね。

ゆい先生ゆい先生

ただし、再生計画変更が認められるためには「やむを得ない事情」があり「返済計画が著しく困難」であるという条件が必要になりますよ。

個人再生後は「ハードシップ免責」により残債の返済義務を免除してもらうこともできます。ただし、条件が厳しいことは否めません。

【ハードシップ免責の条件】

  • 再生認可決定後の残債のうち3/4以上を返済していること
  • 返済困難になったことについて、債務者に責任がないこと
  • 再生計画を変更しても支払い継続が困難であること
  • 免責により債務者の一般の利益を損ねないこと

免責が認められる見込みについては、一度債務整理専門の弁護士に相談してみましょう。

再度個人再生を利用することはできるの?

ゆい先生ゆい先生

個人再生後の弁済が支払い不能になった場合、再度個人再生を申し立てることも考えられます。

けんた君うーん

個人再生には利用回数の制限はないでしょうか?

ゆい先生ゆい先生

給与所得者等再生は、1度利用すると再度の利用までに7年の経過が必要ですが、小規模個人再生の場合には、利用回数に制限はありませんよ。

けんた君けんた君

じゃあ、再度個人再生を申し立てて計画を立て直せば、返済を継続出来る場合には、再度小規模個人再生を申し立てる方法でも解決できる可能性がありますね。

ゆい先生ゆい先生

そういうことです。

自己破産するという選択肢ってどう?

ゆい先生ゆい先生

個人再生後の弁済が支払い不能になった場合、自己破産をすることも選択肢の1つですよ。

けんた君けんた君

個人再生を利用した後でも自己破産ができるんですか?

ゆい先生ゆい先生

できます。実際に個人再生後の支払いが苦しくなったり、個人再生後に再度借金したりして自己破産をする人は多いです。

けんた君けんた君

自己破産なら借金返済義務が完全に0になるので、個人再生後に支払い能力が0になっていても問題を解決できますね。

ゆい先生ゆい先生

そういうことになりますね。

個人再生後支払い不能になったら結局どうする?

ゆい先生ゆい先生

個人再生後の弁済が支払い不能になった場合の対処法については理解していただけたでしょうけれど、自分の場合にどの対処法が適切かについては素人が自分で判断するのは難しいですよ。

けんた君けんた君

確かにそうですね。具体的にどの手続で対応するかについては、弁護士などの専門家に判断してもらう必要がありますね。

ゆい先生ゆい先生

はい、だから個人再生後の弁済が支払い不能になった場合には、早めに弁護士などに相談に行く必要があります。

けんた君けんた君

そのためには、法律事務所が実施している無料相談サービスを利用するといいですね。

ゆい先生バイバイ

そのとおりです。がんばってくださいね。

まとめ
個人再生後の弁済が支払い不能になった場合、再生計画変更の申し立てをして返済期間を延長してもらう方法、再度個人再生を利用する方法(小規模個人再生)、自己破産する方法があります。個人再生後の返済ができなくなった場合の対処法については、弁護士に相談してアドバイスを受ける必要があります。まずは無料相談を利用して弁護士に相談しましょう。

 

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