今回は2回目の任意整理が出来るのかについて、先生に聞いてみましょう!
任意整理が失敗する原因

先生、こんにちは。今日は、任意整理に失敗してしまった場合に、2回目の任意整理が出来るのかについて教えてください。

こんにちは。任意整理は成功率の高い債務整理方法ですが、ときには失敗することもありますね。

やっぱり、任意整理後の支払ができなくなるケースが多いんでしょうか?

それが最も多いですね。任意整理では3年~5年間程度の間残債の支払が残るので、その間に何かあると、返済が出来なくなってしまいます。もともと無理な計画を立てていた場合などにも返済は苦しくなりがちです。

そうなんですね。それなら任意整理で支払について債権者と和解する場合には、本当に支払っていけるのかを慎重に検討する必要がありますね。

そうです。そのあたりは弁護士とよく相談しないといけませんね。
2回目の任意整理は可能なの?

ただ、病気やリストラなどに遭うこともありますよね。そのようにして、任意整理後の支払が出来なくなってしまった場合、2回目の任意整理をして問題を解決することはできるのでしょうか?

2回目の任意整理自体は可能ですよ。任意整理には特に回数制限はありません。

そうなんですね。自己破産や個人再生の場合とは異なるのですか?

はい、自己破産なら一回免責を受けたらその後7年間は自己破産手続きを利用出来ませんし、個人再生の場合にも給与所得者再生の場合には、やはり再生計画案の認可決定後7年間は利用できませんよ。

なるほど、その意味でも任意整理は自由度の高い債務整理方法なのですね。

そういうことです。任意整理はいろんな場面に対応出来るので、利用しやすい手続きですよ。
2回目の任意整理の場合の注意点

任意整理に失敗した場合に2回目の任意整理が出来ることはわかりましたが、その場合の注意点はありますか?

あります。まず、2回目の任意整理をする場合、以前に一度は任意整理で「必ず支払う」と約束したにもかかわらず支払が出来なくなったわけですから、債権者からは信用を失っている状態になりますよ。

確かにそうですね。じゃあ、債権者には話し合いに応じてもらいにくいことになりますか?

そうなりがちです。2回目に任意整理する場合には、本当に必ず支払える条件を設定する必要がありますし、今回は必ず支払えるという根拠を示す必要もあるでしょう。

なるほど、2回目の任意整理の場合、以前の弁護士とは替えた方が良いのでしょうか?

それはケースバイケースですが、以前の弁護士が立てた返済計画に無理があって1回目の任意整理が失敗したケースなどの場合には弁護士の腕が良くない場合がありますので、変更した方が良いでしょう。

そうではなく、病気やリストラなど自分の側の事情の場合には変更しなくてよいのですね。

そういうことです。
任意整理するなら弁護士に相談依頼しよう!

任意整理後に2回目の任意整理が出来ることはわかりましたが、任意整理では当初の返済計画の立て方やその後の対処方法など難しい問題が多いですね。

はい、だから任意整理をしたい場合には、弁護士などの専門家に相談することが必須ですよ。

じゃあ、まずは気軽な無料相談を利用するといいですね。

そのとおりです。がんばってくださいね!
任意整理後の支払が出来なくなって任意整理が失敗することがあります。この場合、2回目の任意整理は可能です。2回目の任意整理をする際には、交渉に応じてくれない債権者がいること、必ず支払える返済計画を立てること、今回は返済出来るという根拠を示すことなどに注意が必要です。
任意整理をしたい場合には弁護士に相談しましょう。