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消費者金融やクレジットカード債務、銀行ローンなどの借金返済が苦しい場合には任意整理で解決する方法が有効です。しかし、具体的に任意整理手続きを進める際には、どのような手続きの流れになるのでしょうか。弁護士などの専門家に依頼するとしても、手続きの流れがわからないと不安になります。

今回は、任意整理の手続きの流れについて、先生に聞いてみましょう!

Point任意整理中の不安・疑問については、こちらの記事でも回答しています。

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まずは弁護士に相談依頼して受任通知を送ってもらう

けんた君けんた君

先生、こんにちは。今日は、任意整理の手続きの流れについて教えてください。

ゆい先生ゆい先生

こんにちは。任意整理手続きを利用する場合には、通常弁護士や司法書士に相談依頼するので、そのことを前提にお話ししますね。

けんた君けんた君

はい。その場合、まずは弁護士に任意整理の相談に行きますよね。

ゆい先生ゆい先生

そうです。まずは弁護士に借金の相談をします。そこで任意整理が適切であるということになれば、任意整理手続きの依頼をします。

けんた君けんた君

依頼したら、弁護士が債権者に受任通知を送ってくれるんですよね?

ゆい先生ゆい先生

はい。受任通知が送られると、債権者から直接債務者(依頼者)に連絡が来ることが無くなりますよ。借金返済を滞納していても返済督促が来ることもなく、督促はストップします。

けんた君けんた君

そうなると、家族に借金を秘密にしている場合などもバレなくなって助かりますね。

【ポイント】和解成立まで返済も不要になる

任意整理中は債務額を確定させておく必要があるため、毎月行っていた返済も不要になります。弁護士に依頼したその日から、収入全額を自分のために使える生活を一時的に取り戻すことが出来るのです。

取引履歴を取り寄せて計算し和解案を送る

ゆい先生ゆい先生

任意整理の手続きの流れとして、次に各債権者から借金の取引履歴を取り寄せなければなりません。

けんた君けんた君

その場合、契約から現在までのすべての取引履歴が必要なんですよね。

ゆい先生ゆい先生

はい、債権者によっては不手際などで一部の取引履歴開示になることがあるので、きちんと全部そろっているかどうかチェックしましょう。

けんた君けんた君

それで、取り寄せた取引履歴は利息計算するんですよね?

ゆい先生ゆい先生

はい、利息制限法という法律の利率に引き直し計算します。ここで利息制限法を超過した取引があれば、借金が減額されたり過払い金が発見されることもありますよ。

けんた君けんた君

それで、借金返済金額が算出されるんですよね?

ゆい先生ゆい先生

そういうことです。返済額が計算できたら、その借金残金を前提として、何年の分割払いをするかなどを検討して、債権者に対し返済案(和解案)を送りますよ。

交渉して返済条件を合意する

けんた君けんた君

債権者に対して借金返済額と返済方法についての和解案を送ったら、債権者から返答があるんですか?

ゆい先生ゆい先生

あります。そのようにして債権者とやり取りを重ね、交渉して最終的な借金返済額と返済方法を合意することで任意整理の手続きの流れは終了です。

けんた君けんた君

なるほど。合意の際には将来利息の支払いはカット出来るんですよね?

ゆい先生ゆい先生

出来ます。利息支払いがカット出来るので借金の総返済額がかなり抑えられて返済が楽になりますよ。

任意整理したい場合にはまずどうする?

けんた君けんた君

任意整理の手続きの流れはよく理解できましたが、素人が個人的に取り組むのはいろいろと難しそうですね。

ゆい先生ゆい先生

はい、それに債務者が自分で任意整理手続きをしても弁護士に依頼した場合と違って債権者からの督促がストップしないので、精神的に相当な負担になりますよ。

けんた君けんた君

家族に秘密にしている場合も、自分で任意整理するとバレてしまいますね。

ゆい先生ゆい先生

ほぼ確実にバレるでしょうね。だから任意整理をしたい場合には、弁護士などの専門家に相談依頼する方法がおすすめですよ。専門家だと家族にバレないようにうまくやってくれます。

けんた君けんた君

そのためには、まずは弁護士などの無料相談を受けるといいですね。

ゆい先生バイバイ

そのとおりです。がんばってくださいね!

まとめ
任意整理の手続きの流れは、まずは弁護士に借金の相談をして任意整理手続きを依頼します。すると、弁護士が受任通知を送り、取引履歴を取り寄せて利息制限法に引き直し計算をします。計算によって借金返済額が確定したら、その返済方法(分割期間や回数)を検討して債権者に和解案を送付します。債権者と交渉し、合意に達したら任意整理の手続きの流れは終了します。任意整理には専門的な要素があるので、手続きしたい場合には、弁護士に相談依頼しましょう。

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