消費者金融やクレジットカードのキャッシング、ショッピングリボなどの債務がかさんで支払が苦しい状況に陥ったら、債務整理で解決する方法が効果的です。しかし債務整理する場合には、弁護士費用などの費用がかかります。債務整理にかかる費用の相場はどのくらいなのでしょうか。費用が高すぎると支払が出来ないのではないかも心配です。
今回は、債務整理にかかる費用の相場について先生に聞いてみましょう！
目次
債務整理の手続きと事務所によって費用が異なる
けんた君先生、こんにちは。今日は、債務整理にかかる費用の相場について教えてください。
ゆい先生こんにちは。債務整理にかかる費用には、自分で手続きしてもかかる実費と弁護士、司法書士などの専門家の費用がありますね。
その両方について知りたいんです。債務整理の費用は、債務整理手続きの種類によって異なるんですか？
ゆい先生はい、債務整理手続ごとに異なる費用相場があります。また、債務整理費用は、各弁護士や司法書士事務所によっても大きく異なるので、費用の相場を抑えておくことはとても重要ですよ。
けんた君そうなんですね。では、具体的な費用相場を教えてください。
詳しく知りたい人はこちら：法テラスはどうやって利用する？弁護士費用がない人のための利用完全マニュアル
任意整理の費用相場ってどのくらい？
ゆい先生まず債務整理の中でも任意整理にかかる費用の相場を解説します。
けんた君任意整理の場合、自分で手続きするとほとんど費用がかかりませんよね。
ゆい先生はい、その場合には郵便費用や通信費、和解書につける印紙代くらいなので、数千円で足りるでしょう。
けんた君弁護士や司法書士に依頼するとどのくらいかかりますか？
ゆい先生その場合、債権者一件あたり着手金が2万円～4万円程度が相場です。減額報酬がかかる事務所もあり、その場合には減額出来た金額の5％が減額報酬になります。過払い金請求した場合には、返ってきた過払い金の15～20％くらいが報酬金になりますよ。
けんた君弁護士か司法書士かという違いはあまりないのですね。
ゆい先生世間では弁護士の方が高いと言われていますが、実際にはあまり差はありませんよ。
個人再生の費用相場ってどのくらい？
けんた君債務整理の中でも個人再生の場合の費用相場はどうなっているのでしょうか？
ゆい先生個人再生の場合、弁護士でも司法書士でも着手金が30万円～50万円程度です。これに実費として3万円程度がかかります。
けんた君個人再生委員が選任されると費用が上がりますよね。
ゆい先生その場合には、予納金として個人再生委員の報酬が15万円程度かかります。これは弁護士に依頼しなくてもかかる費用です。
自己破産の費用相場ってどのくらい？
けんた君債務整理手続きの中でも自己破産の費用相場を教えてください。
ゆい先生自己破産の場合、簡単な手続きである同時廃止事件なら着手金が20万円～30万円くらい、複雑な手続きである管財事件なら着手金が30万円～50万円くらいが相場ですよ。
けんた君管財事件の場合、予納金も必要なんですよね。
ゆい先生はい。同時廃止の場合なら実費は2万円程度もあれば足りますが、管財事件になると予納金として最低20万円の費用がかかってしまいます。これらは弁護士費用とは異なる裁判所に支払う費用のことですよ。
そうなんですね。よくわかりました。
各種債務整理の費用相場表
| 任意整理 | ・着手金2-4万円 ・減額できた金額の5% ・返ってきた過払い金の15-20% |
|---|---|
| 個人再生 | ・着手金30-50万円 ・個人再生委員の報酬15万円 |
| 自己破産 | 【同時廃止】 ・着手金20-30万円【管財事件】 ・着手金30-50万円 ・予納金20万円 |
少し高いと感じるかもしれませんが、現状より楽になるのは間違いありません。弁護士もあなたがお金を持っていないことは知っているので、分割支払いなどに応じてくれることがほとんどです。
債務整理の費用が心配な場合にはまずは無料相談する！
けんた君債務整理にかかる費用の相場についてはよくわかりましたが、この費用相場の情報を踏まえて具体的に弁護士に債務整理を依頼するなら、まずは弁護士相談を受ける必要がありますね。
ゆい先生はい、そのとおりです。弁護士の相談を受ける場合、各法律事務所が実施している無料相談を利用する方法がおすすめですよ。
けんた君1法律事務所にメールや電話で連絡を入れてみると良いですね。わかりました。ありがとうございました。
債務整理する場合には手続きごとに異なる費用相場があります。任意整理なら着手金が債権者1件について2万～4万円、減額報酬がかかる場合には減額分の5％程度、過払い金が回収出来た場合には回収金額の15～20％程度が報酬金の相場です。個人再生の場合には着手金が30万～50万円、自己破産の場合には着手金が20万～50万円程度が相場です。これらとは別に裁判所の費用（実費や予納金）がかかります。債務整理の費用相場を抑えた上で、無料相談を利用して実際に弁護士と面談して手続きを依頼しましょう。
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