消費者金融やカードローンなどの借金がかさんで返済が厳しくなった場合、債務整理によるの解決方法が有効です。
しかし、債務整理をすると家族との生活に影響が出たり、家族がブラックリスト状態になる等の問題はあるのでしょうか。債務整理した場合の家族との生活に対する影響が心配です。
今回は、債務整理による家族への影響について、先生に聞いてみましょう!
債務整理すると家族に影響はある?

先生、こんにちは。今日は、債務整理をした場合の家族への影響について教えてください。

こんにちは。債務整理をすると自分の借金は整理出来ますが、家族に対する影響が心配でなかなか債務整理に踏み切れない人も多いです。

そうなんですね。それで債務整理した場合の家族への影響にはどのようなものがあるのかが知りたいんです。

まず、債務整理すると自分が借り入れを利用出来なくなりますよね。

ブラックリスト状態のことですよね。債務整理すると住宅ローンを組んだりクレジットカードを作ることが出来なくなるんですよね。

そうです。だから債務整理してしまうと、自分名義で住宅ローンを組めないので家も購入しにくいですし、クレジットカードも持てずに家族に不便な思いをさせてしまうことがありますよ。

なるほど、ブラックリスト状態になると子供の学費のための奨学金も利用出来ないんですか?

債務整理した場合、奨学金の連帯保証人になることが出来なくなります。他に連帯保証人になってくれる人がいれば良いですが、もしいなければ奨学金を利用出来なくなりますよ。

そうなんですね。
自己破産は家族への影響も大きい

債務整理手続きの中でも自己破産すると家族への影響が大きいですよ。

自己破産すると、財産が無くなるんですよね?

そうです。たとえば家族と暮らしている家も無くなりますし、家族のために加入していた生命保険や子供のために加入していた学資保険も解約しないといけなくなります。

それは大変ですね。

自分名義の預貯金なども無くなりますので、一家の大黒柱が自己破産をすると、家族を巻き込むことになってしまいます。

なるほど、債務整理をするといろいろと家族に影響が及ぶのですね。
破産前に保険や預貯金を家族名義に移すと、財産隠しを指摘されて免責不許可となる恐れがあります。どうしても処分されたくない財産があるときは、早めに家族に打ち明け、家計収支が悪化しないうちに個人再生や任意整理を検討しましょう。
債務整理すると家族の信用情報は?

債務整理すると家族もブラックリスト状態になるのかという質問もよくありますが、これはないので安心して大丈夫ですよ。

そうなんですね。債務整理しても家族の信用情報には影響がないということですか?

そういうことです。家族自身に収入があれば、その家族はローンを組んだりクレジットカードを作ることも出来ますよ。

それを聞いて安心しました。
債務整理して家族に請求されることは?

債務整理すると家族に代わりに請求されないかという質問も多いですが、これもありませんよ。

そうなんですね。それは借金が個人ごとの契約になるからですか?

そうです。たとえ家族であっても他者の借金返済義務はありません。

ただ、家族の保証人になっている場合には話が別ですよね?

その場合には保証人の立場にもとづいて借金返済義務を負うことになります。
債務整理で不明なことがあるなら

債務整理による家族への影響についてはよくわかりましたが、家族への影響を最小限にとどめるためにも、債務整理する場合には弁護士などの専門家に相談依頼することが必要ですね。

そのとおりです。まずは無料相談サービスを利用して弁護士に話を聞きましょう。

わかりました。ありがとうございました。
債務整理すると自分がローンを利用出来なくなるので、家族で計画を立てて住宅ローンを組んだりクレジットカードを利用することが出来なくなり、子供の奨学金の連帯保証人になることも出来なくなります。債務整理の中でも自己破産した場合には、自分名義の財産が失われるので、家族に影響が及ぶ可能性があります。債務整理しても家族の信用情報に影響はなく、家族に請求も及びません。債務整理で家族への影響が心配な場合には弁護士に相談依頼しましょう。