消費者金融などからの借金がかさんで返済が苦しくなっている状態であれば債務整理が有効な解決方法になります。借金があっても結婚を控えている場合がありますが、債務整理によって結婚に影響することはあるのでしょうか。結婚前に債務整理すべきかどうかも気になります。
今回は、債務整理の結婚への影響について解説します。
債務整理は結婚前と結婚後ならどっち?メリットデメリットまとめ
債務整理すると結婚に影響はあるの?

先生、こんにちは。今日は借金を債務整理した場合に結婚に影響があるのかどうかを教えてください。

こんにちは。借金があっても結婚を控えていることがありますね。

そうなんです。債務整理をすると結婚出来なくなるなどの制限はあるんですか?

それはありません。債務整理をしても自由に結婚出来ます。たとえ自己破産しても結婚が制限されることはありませんよ。

戸籍や住民票に自己破産などの債務整理の事実が記載されることはないんですか?

それもありません。債務整理していても、そのことを結婚相手に告げずにいたら債務整理したことが当然にバレることもありませんよ。

そうなんですね。それを聞いて安心しました。
結婚生活に影響はあるの?

債務整理しても結婚そのものに対しては影響がありませんが、債務整理により結婚生活に影響が出る可能性はありますよ。

それはどういったことですか?

まず一番大きいのは債務整理によっていわゆるブラックリスト状態になってしまうことです。

ブラックリスト状態というのは、個人信用情報に事故情報が記録されてローン借り入れが出来なくなることですよね?

そうです。これによって住宅ローンや自動車ローン、銀行ローンなどの各種ローンは利用出来ませんし、クレジットカードを発行することも出来なくなります。子供の奨学金の連帯保証人になることも出来ません。

なるほど、そうすると、夫婦で話し合って住宅ローンを組むときやクレジットカードを作る際などに、ローン審査に通らないから不便になってしまいますね。

はい、このことがきっかけで過去の債務整理が結婚相手に判明してしまうケースもあります。

それは大変ですね。他にも結婚生活への影響がありますか?

債務整理の中でも任意整理や個人再生は支払が残るので、結婚生活の中でもその支払を続けていかなければならないという意味で、影響が出る可能性があります。

なるほど、その分家計に負担がかかってしまいますね。

そういうことです。
債務整理するなら結婚前?結婚後?

債務整理による結婚への影響についてはわかりましたが、債務整理するなら結婚前か結婚後かどちらがおすすめですか?

それは結婚前にした方が良いでしょう。借金をかかえたまま結婚すると家計への負担が重くなりすぎて、生活の計画が立てられませんよ。

それに、債務整理しても結婚が出来なくなるなどの影響はないので、債務整理を躊躇する必要はありませんね。

そのとおりです。
債務整理をすると決めたら

債務整理による結婚への影響という問題には、繊細な面がありますね。

そうですね。このように、債務整理による影響や手続きのタイミングについては悩み事がつきものです。

それらを正しく判断するには、専門家の助言が必須になりますね。

そのとおりです。ですから、まずは債務整理による結婚への影響が気になっている場合も弁護士の無料相談を利用して債務整理手続きの内容や影響などについて詳しく説明してもらうと良いでしょう。

わかりました、ありがとうございました!
債務整理をしても結婚が制限されることはありません。債務整理をするとブラックリスト状態になるので、借り入れが出来なくなるという意味で結婚生活に影響が出る可能性はあります。また、任意整理や個人再生では支払が残るので結婚生活に影響します。債務整理は結婚前に行うのがおすすめです。債務整理したい場合には、弁護士に相談しましょう。