消費者金融やカードローンなどの借金がある場合、どうしても借金返済が苦しくなることがあります。そのような場合、借金返済を一時停止して待ってもらうことはできないんでしょうか。もし出来るとしたら、いつまで待ってもらえるのかや、その方法も知りたいところです。
今回は、借金返済を一時停止出来るのかについて先生に聞いてみましょう!
借金返済を一時停止することは出来るの?

先生、こんにちは。今日は、借金返済が苦しい場合に、返済を一時停止出来るのかについて教えてください。

こんにちは。一時停止とは、月々の支払いが出来ない場合に債権者に支払いを一時的に待ってもらうということですね。

そうです。借金は毎月支払い日が決まっていますが、返済を待ってもらうことは一切出来ないんでしょうか?

そんなことはありません。債権者にもよりますが、消費者金融やクレジットカード会社などでは、返済を一時停止して待ってもらえることが多いですよ。
借金返済を一時停止出来る期間は?

借金返済を一時停止出来ることはわかりましたが、一時停止出来るのはどのような場合なんですか?具体的には、どのくらいの期間待ってもらうことが出来るんですか?

それについては各債権者の対応によります。1週間以内に支払って欲しいとか10日以内に支払って欲しいと言われることもあります。ただ、概して述べると1ヶ月(30日間)くらいが、借金返済を待ってもらえる期間の限度になっていると考えると良いでしょう。

ということは、借金返済が苦しい場合、最大30日間くらいまでなら一時停止してもらえる可能性が高いと言うことですね。

そういうことです。
無連絡での滞納に比べれば少ないペナルティで済みますが、一時しのぎに過ぎないことを理解しておきましょう。
ほかにも「遅延損害金」がかかってしまうことに要注意です。
借金返済を一時停止する方法

借金返済を一時停止してもらいたい場合には、どのような手続きを執ったらいいんですか?何もせずにそのまま支払いをしなかったら、延滞状態になってしまいますよね。

そうなります。借金返済を一時停止したい場合には、必ず予定返済日前に債権者に対し、「予定日に借金返済が出来ないので、少し待って欲しい。」という連絡を入れないといけません。

そのように一時停止を申し出た場合、どんな返事があるんですか?

通常債権者から「では、いつまでに支払えるのか」と聞かれます。こちらとしては「1週間以内に支払う」とか「〇〇日には支払える」などと答えて、債権者に合意してもらったら、そのとおりにきちんと支払いをすることにより延滞を解消出来ますよ。

そして、その一時停止してもらえる限度が30日くらいになっているのですね。

そういうことです。
返済が出来なければ債務整理する

借金返済を一時停止してもらうことは可能ですが、頻繁に一時停止してもらわなければならなかったり、30日以上の長期間にわたって借金返済が出来ない場合には、一時停止では借金問題が解決出来ません。

そんな場合には、やはり債務整理が有効な解決方法になりますね。

そのとおりです。債務整理なら、借金返済額を大幅に減額したり、自己破産によって借金返済を完全に0にしてもらうことも出来るので、どんな状況でも借金問題を解決出来ます。

債務整理したい場合には、弁護士や司法書士などの専門家に依頼するのがベストですよね。

はい。債務整理は債権者との交渉が必要になったり裁判所への申し立てが必要になるので、個人で対処するのは難しいです。

じゃあ、まずは弁護士事務所などの無料相談を利用して弁護士相談してみるとよさそうですね。

そのとおりです。がんばってくださいね!
借金返済が苦しい場合、返済を一時停止してもらうことが可能です。一時停止出来る期間は最大30日くらいまでです。借金返済を一時停止したい場合には、予定返済日までに債権者にその旨伝えて、いつまでに支払えるのかについて話し合っておく必要があります。借金返済を一時停止しても返済が出来ない場合には、弁護士に依頼して債務整理で解決しましょう。