消費者金融やクレジットカードのキャッシングなどの借金返済がかさむと、いくら月々返済を続けても借金がほとんど減らないような気がすることがあります。このように借金をいくら返済しても減らないのはいったいどうしてなのでしょうか。また、減らない借金問題の解決法も知りたいところです。
今回は、借金返済しても借金が減らない理由とその場合の対処法を解説します。
返済しても借金が減らない理由

先生、こんにちは。今日は、消費者金融などからの借金がある場合に、いくら返済しても減らない状況になることがあるのですが、その理由と対処法を教えてください。

こんにちは。消費者金融などからの借金は、借り入れ額が膨らむといくら返済しても残高が減りにくくなりますね。

そうなんです。月々相当な額を返済しているのにそれに対応して借金残高が減らないのですが、これはいったいどうしてなんでしょうか?

返済しても借金残高が減らないのは、借金に利息がつくからです。利息はいくら支払をしても借金の元本が減りません。実際消費者金融やクレジットカードのキャッシングの利率はとても高く、年率10%~15%くらいになっていることが多いです。

そうなんですね。たとえば100万円の借り入れがあって年率10%だったら年間10万円の利息支払が必要になりますね。

そうです。支払利息の額は借金額が増えるほど高くなります。だから借金額が増えるほど利息支払いが増えて、いくら返済してもなかなか元本が減らなくなるのです。

なるほど、そうなんですね。
【ポイント】元利均等返済のデメリット
消費者金融や銀行系カードローンの多くは、完済まで約定返済額を固定する「元利均等返済」と呼ばれる契約方式を採用しています。
本方式だと、残債が多いほど返済効率が悪化すると言わざるを得ません。約定返済額のうちのほとんどが利息に充当されてしまい、元本(=元々借入した額)は微々たる額しか減らせないからです。
利息支払いを少なくすることが有効

返済しても借金が減らないのは利息支払いがあるからだということはわかりましたが、減らない借金問題の解決のためには、どのような方法がありますか?

まずは、利息支払いを減らすために借り換えをすることが考えられます。

それは今より利率の低い借金に借り換えると言うことですね。

そうです。利率の低い借金に借り換えれば利息支払い分が減って、借金返済額から元本返済に充てる部分が増えますので借金が減りやすくなりますよ。

なるほど。
減らない借金を根本的に解決する方法

減らない借金問題を根本的に解決するには、債務整理による方法が最も有効ですよ。

債務整理すると利息支払いが無くなるからですか?

それもありますが、債務整理で返済しなくてよくなるのは利息だけではありませんよ。

確かにそうですね。任意整理なら利息支払いが無くなりますし、個人再生なら元本ごと大幅に借金を減額出来ますよね。

それに自己破産なら借金を0にすることが可能ですよ。このように、債務整理手続きを利用すると、減らないと思っていた借金が一気に減額されたり0になるので、一気に借金返済が楽になりますよ。

債務整理なら借金問題を根本的に解決することができるのですね。

はい、それにどのような状況でもその人に応じた債務整理手続きを執れば、どのような借金問題でも解決可能です。
債務整理する場合は弁護士相談する

減らない借金問題の解決方法はわかりましたが、借り換えをするにしても債務整理をするにしても、手続選択の問題などもあるので弁護士などの専門家の助けが必要ですね。

はい、そのためにはまずは借金問題を弁護士に相談してみましょう。弁護士ならどの解決方法が最適かなどの具体的なアドバイスをしてくれますよ。

まずは気軽な無料相談を受けてみるのがよさそうですね。

そのとおりです。がんばってくださいね!
借金を返済しても減らないのは、借金に利息がつくからです。減らない借金問題を解決するには、1つには利率の低い借金に借り換える方法が考えられます。また、減らない借金問題を根本的に解決するには債務整理手続きが有効です。借金が減らずに悩んでいる場合は、弁護士などの専門家に相談することが大切です。